シャフィク・アーマドのケガは完治まで数週間
6月7日(金)に行われた国際サッカー連盟FIFAワールドカップ2022年大会アジア一次予選の東ティモール戦で、わずが12分で途中退場を余儀なくされたマレーシア代表のシャフィク・アーマド(ジョホール・ダルル・タクジムJDT)は内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)を痛めており、最低でも2週間の休養を要することを英字紙スターの電子版が伝えています。
メンバー変更を余儀なくされたマレーシア代表のタン・チェンホー監督は、試合までの練習を見て入れ替える選手を考えるものの、戦術的な変更はしないとしています。
アジアサッカー連盟AFCチャンピオンズリーグACLでは、鹿島アントラーズ相手にゴールを決め、JDTに歴史的な初勝利をもたらしたシャフィク選手ですが、次の活躍は9月からのアジア二次予選になりそうです。
このシャフィク選手の代わりとなる選手として、スターの電子版はファイズ・ナシル(スランゴールFA)、ファイザル・ハリム(パハンFA)、シャレル・フィクリ(ペラTGB)を挙げていますが、3月のエアマリンカップ、そして先日の東ティモール戦とゴールを挙げている身長150cmのファイズ選手や、やはりU23選手権予選で活躍したファイザル選手、昨年はマレーシア人選手としては三人目となったタイリーグの経験者(ナコーンラーチャシーマーFCでプレー)シャレル選手と誰が入っても楽しみな布陣となりそうです。
また代表チームではシャズワン・ザイノン(スランゴールFA)も先週土曜日の練習中に右足首を痛めたという情報もあり、明日6月11日の対東ティモール第2戦は第1戦の先発メンバーと大きな変更はなさそうです。
東ティモール代表監督はマレーシアに買い物に来ている選手もいると嘆く
6月7日の試合後の記者会見で、若手中心のチーム編成になっている理由を年長選手の練習不足とプロ意識の欠如と非難した東ティモール代表の築舘範男(つきたてのりお)監督は、6月11日のマレーシア代表との第2戦を控えた記者会見では、チームにはマレーシアに買い物に来ているつもりの選手もいると嘆いているとGoal.comのマレーシア版が伝えています。
「若手選手の中には国際Aマッチを戦った経験が、(今年12月にフィリピンで行われる)東南アジア競技大会で役に立つだろう」としながらも、「マレーシアへは新しいスパイクを買いに行きたい」と考えている選手もおり、少しずつは変わってきてはいるものの、そういった考え方の選手が未だに(代表チームに)いることで頭が痛いとも述べています。