マレーシア代表のサードユニフォームが発表-7年ぶりに青色が採用される
マレーシアサッカー協会(FAM)は12月4日に公式SNS上で、マレーシア代表のサードユニフォームを発表しています。2007年から18年間に渡り代表ユニフォームを供給してきたナイキ社から、2025年1月にプーマ社へと乗り換えたマレーシア代表。チームの愛称であるHarimau Malaya(ハリマウ・マラヤ「マレーの虎」の意味)にちなみ、黄色主体のホーム用と黒色主体のアウェイ用は既に試合でも着用されています。


今回発表になったのはマレーシア国旗で使われている青色と赤色主体のデザインで、FAMはマレーシア語でBangkit Bersama「共に立ち上がろう、皆で力を合わせよう」をテーマとした「国民の団結と、マレーシアのサッカーへの新たな精神を祝する」ものだと説明しています。
丸首デザインのこのユニフォームは左胸にマレーシア国旗、右胸にはプーマ社のロゴ、そして生地は虎の縞模様を象徴するパターンになっています。またこのユニフォームは、白いパンツと赤いソックスと組み合わされており、ユニフォームの胸に輝くジャルル・ゲミラン「栄光のストライプ」とも呼ばれるマレーシア国旗からインスピレーションを得たものだとも説明されています。



ちなみにマレーシア代表が最後に青いユニフォームを使用したのは、2018年のアウェイユニフォーム以来で、それ以降のアウェイユニフォームは黒色主体のデザインとなっています。
なおこのサードユニフォームは既にプーマ社のオンラインストアや国内スポーツ用品店で販売が始まっており、価格は319リンギ(およそ12000円)となっています。。
東南アジア競技大会開幕:マレーシアは主力抜きで初戦のラオス戦へ
東南アジア版オリンピックとも言える東南アジア競技大会通称シーゲームズが来週12月9日にタイで開幕します。各国のU22代表が対戦する男子サッカーは、開会式前に開幕するのが通例で、今大会でも既に12月3日より競技が始まっています。
グループステージではベトナム、ラオスと共にB組に入っているマレーシアの初戦は、予定されていたタイ南部、マレーシアとの国境に近いソンクラ県のティンスラノンダ・スタジアムで本日12月6日に予定されていました。しかし熱帯性低気圧「センヤール」がこの地域に洪水などで甚大な被害を与えたため、試合会場がバンコクのラジャマンガラ・スタジアムへと変更されています。
初戦となるラオス戦を前に、サバFCはU22代表に招集されているFWファーガス・ティアニーが12月14日に予定されているマレーシアカップ決勝に出場するため、招集を拒否することを発表しています。なおサバは27年ぶりのFAカップ決勝進出を果たしています。
今回のシーゲームズはFIFA国際マッチカレンダー外であることから、クラブは招集に応じる義務はなく、所属選手の招集拒否は可能になっています。
またU22代表のナフジ・ザイン監督は、先月11月のアジア杯予選ネパール戦に向けた代表合宿にも招集されたDFウバイドラー・シャム(トレンガヌ)、FWアリフ・イズワン・ユスラン(スランゴール)もそれぞれの所属クラブが招集に応じておらず、マレーシアサッカー協会(FAM)が12月3日に発表したメンバーからは、この3選手がラオス戦には出場しないということです。(その後、12月5日にリーグ戦を終えたウバイドラー選手はベトナム戦前にチームに合流すると報じられています。)
初戦のラオス戦はともかく、次戦となる12月11日のベトナム戦もこの主力3選手を欠くメンバーで臨むことになれば、各組の1位3チームと予選最優秀成績の2位1チームが出場する準決勝進出は容易ではありません。
