U23アジア杯予選-マレーシアはレバノンに敗れて黒星スタート
AFC U23アジア杯予選F組が開幕し、マレーシアU23代表はレバノンU23代表に終盤の失点で敗れて黒星発進しています。
試合開始から優勢となったマレーシアは、好機初来るものの得点には至らず、試合は0−0で前半を折り返します。後半に入ってもマレーシアが試合の主導権を握りますが、レバノンのDF陣は素早い寄せでマレーシアにシュートを打たせません。すると逆にレバモンが試合のペースを掴み、75分にはフリーキックからハサン・ファラート(レバノン1部アル・アヘドFC)がヘディングシュートを放ちますが、マレーシアGKズルヒルミ・シャラニ(ジョホール・ダルル・タジムFC II)がなんとかパンチングで逃れます。しかし83分、左サイドを上がったアリ・カサスから出たボールをアリ・エル=ファドルが蹴り込んでゴール!レバノン1部ネジメSCのチームメートの連携でレバノンが遂に先制します。その後は両チームとも得点を挙げることができず、レバノンが逃げ切り、マレーシアは黒星スタートとなりました。またナフジ監督就任以来4試合でU23代表は未だ勝利がありません。
タイのパトゥムターニーで開催されているF組は、開催国タイ、マレーシア、レバノン、モンゴルが同組となっていますが、この組のもう1試合はタイがモンゴルに6−0で大勝して、得失差でグループ首位となっています。9月6日の次節ではタイに敗れたモンゴルはマレーシアと、またタイはマレーシアに勝利したレバノンと対戦します。
AFC U23アジア杯予選F組第1節
2025年9月3日@タマサート・スタジアム(パトゥムターニー、タイ)
マレーシアU23 0-1 レバノンU23
⚽️レバノン:アリ・エル=ファドル(83分)
AFC U23アジア杯予選F組順位表(第1節終了)
| チーム | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 差 | 勝点 | |
| 1 | タイ | 1 | 1 | 0 | 0 | 6 | 0 | 6 | 3 |
| 2 | レバノン | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
| 3 | マレーシア | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | -1 | 0 |
| 4 | モンゴル | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 | -6 | 0 |
財務状況悪化で今季のスーパーリーグを辞退したクダに対し裁判所が昨季の未払い給料支払い2700万円の支払命令
クラブの財務状況に問題ありとして今季の国内クラブライセンス交付を見送られたクダ・ダルル・アマンFCは1部スーパーリーグに出場できなくなり、今季は3部A1セミプロリーグに参戦しています。そのクダ・ダルル・アマンFCを運営するダルル・アマン・フットボール社(DAF社)に対しては、昨季所属した選手たちが未払いとなっている給料支払いを求めて次々と訴訟を起こしていますが、日本の地方裁判所に当たるクダ州アロー・スターの初級裁判所は9月2日に、DAF社に対してハイチ出身のMFソニー・ノルデに未払いとなっていた7ヶ月分の給料などにあたる35万3426リンギ(およそ1240万円)を14日以内に支払うよう命じています。ソニー選手は昨季はリーグ戦24試合中19試合に出場していました。
この判決後に会見に応じたソニー選手の弁護士は、14日以内に支払われない場合には、財産差し押さえなどの強制執行を求めると話しています。なお、この金額には給料遅配の際にDAF社が約束した支払利息5%に加え、今後も支払いが遅れる場合には未払い額に10%の利息が付くこともこの判決内容に含まれているということです。なお今回の判決は、ソニー選手がDAF社に未払い給料について問い合わせても何の反応もなかったことから、FIFAに対して申し立てを行い、FIFAの決定に基づき初級裁判所に持ち込まれたと説明しています。
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その翌日の9月3日は、マレーシア人選手のDFイルファン・ザカリアについても同様の判決が国家調停解決委員会(NDRC)によって下され、イルファン選手は41万9000リンギ(およそ1470万円)の支払いと今後支払いが遅れた場合には年利5%の利息がつく判決が出されています。イルファン選手は昨季は、リーグ戦17試合に出場していました。
