女子アジア杯予選開幕-マレーシアはパレスチナに辛勝も白星スタート
AFC女子アジアカップ2026年大会の予選H組の試合が6月29日にタジキスタンのドゥシャンベで行われ、マレーシアが白星発進しています。
ドゥシャンベにある共和国中央スタジアムで行われた試合でマレーシアはパレスチナに1-0で勝利しています。
今年5月に就任したブラジル出身のジョエル・コルネリ監督率いるマレーシア女子代表とパレスチナ女子代表の試合は終盤まで0−0で進み、86分に、ヌール・アドリアンナのパスを受けた途中出場のファラヒヤ・リズアンが決勝点となるゴールを決めています。
またマレーシアはGKヌルル・アズリン・マズランが、前半にはパレスチナのディマ・アルムヒのPKを止め、後半にもヌール・ユセフとの1対1となった場面でのシュートを阻止するなど、クリーンシートの活躍を見せています。
H組のもう1試合は北朝鮮が開催国タジキスタンをキム・ギョンヨンのハットトリックを含む10ゴールで圧倒しています。
マレーシアは7月3日(マレーシア時間)にタジキスタンと、そして7月5日には北朝鮮と対戦します。
「外部からの干渉」を主張するクラモフスキー監督の真意は本人に直接聞くべき-FAM会長
マレーシアサッカー協会FAMのモハマド・ジョハリ・モハマド・アヨブ会長は、マレーシア代表のピーター・クラモフスキー監督が政治的な要素も含めた組織内部闘争によって、代表チームの活動が「外部からの干渉」を受けていると発言したことに対し、その「外部からの看守」についてはクラモフスキー監督に直接、尋ねるべきと回答しています。
マレーシアの通信社ブルナマは、6月30日に行われたFAMの臨時総会後にメディアに対応したモハマド・ジョハリ会長は、不必要な憶測が広がることを避けるために、メディアがクラモフスキー監督の真意を直接本人に問うべきと述べています。
「我々(FAM)は、ピーターが何を言わんとしているのかがわからない。彼に直接、その質問をぶつけるの最善だと考える。発言というものは時として、それが伝わる過程で曲解されることもある。」と述べたモハマド・ジョハリ会長は、6月10日のAFCアジア杯2027年大会3次予選のベトナム戦に4−0で勝利した後のメディアとの対応で、クラモフスキー監督が述べた「外部からの干渉」について、FAMは全力でクラモフスキー監督と代表チームを支援していると強調したと報じています。
マレーシア代表については、元FAMの会長でもあり、国内最強クラブのジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)のオーナーで、ジョホール州摂政のトゥンク・イスマイル殿下が主導する形で改革を進めており、大量の帰化選手加入もその一つです。さらにマレーシア代表チームは独自のSNSアカウント、マレーシア代表(Malaysia NT)を立ち上げ、先日のベトナム戦でも試合前の様子や先発XIの発表、試合経過など全ての投稿を行っています。その一方でこのMalaysia NTアカウントができて以来、FAMの公式SNSでは代表戦についての投稿は試合結果のみとなっており、今月7月に開催される東南アジアサッカー連盟U23選手権前の合宿参加メンバーもMalaysia NTのみが発表しています。
スランゴールはタイリーグからブラジル出身ストライカーを獲得
昨季2024/25シーズンはリーグ2位のスランゴールFCが昨季のタイ1部リーグで17ゴール3アシストを記録したブラジル出身のCFクリゴールことクリゴール・モラエスの完全移籍での加入を発表しています。また背番号は91となることも発表されています。
昨季のタイ1部ではリーグ覇者のブリーラム・ユナイテッドとPTプラチュワップFCの2クラブでプレーした24歳のクリゴール選手は、シーズン前半を過ごしたブリーラムでは14試合に出場して7ゴール1アシストを、そしてブリーラムからローン移籍してシーズン後半を過ごしたPTプラチュワップFCでは13試合に出場して10ゴール2アシストを記録しています。なお昨季のリーグ通算17ゴールは、リーグ得点王のギリェルメ・ビッソリ(ブリーラム・ユナイテッド)の25ゴールに次ぐ最多ゴール2位でもあります。
ブリーラム・ユナイテッド在籍時にはACLエリートやアセアンクラブ選手権ショッピーカップにも出場しているクリゴール選手は、先日、やはりタイ1部のムアントン・ユナイテッドから加入したタイ代表MFピチャ・アウトラに続くタイリーグからの移籍選手です。
