スリ・パハンFCの不参加で2025/26シーズンもスーパーリーグは奇数の13チーム編成に
マレーシア1部スーパーリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグ(MFL)は、6月20日に公式サイト上で今季2025/26シーズンへの参加するのは13チームと確定したことを発表しています。
今季に向けては14クラブが国内クラブライセンスを交付されていましたが、この内、今年5月に行われた昨季最終戦のマレーシアカップ決勝でジョホール・ダルル・タジムFCに1−2と惜敗したスリ・パハンFCが、2025/26シーズンのスーパーリーグには出場しないことを決定したと言うことです。
この結果、今季のスーパーリーグに出場するのは、ジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)、セランゴールFC、サバFC、トレンガヌFC、クチンシティFC、クアラルンプールシティFC、PDRM FC、ペナンFC、ヌグリ・スンビランFC、クランタン・ダルル・ナイムFCと、招待参加クラブとして参戦するブルネイのDPMM FC、そして昨季は3部A1セミプロリーグでプレーし、今季からスーパーリーグに昇格するマラッカFCとイミグレセンFCの全13クラブです。
国内のクラブはすべて、今季リーグ戦出場に必要な国内クラブライセンスを独立第一審機関(FIB)から交付されており、またブルネイのクラブ、DPMM FCは、国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)から、今季のスーパーリーグに出場するための承認を受けています。
しかし同じく国内クラブライセンスを取得したスリパハンFCは、2025年6月16日付けで確認書を提出し、2025/26シーズンのスーパーリーグに出場しないことを決定したということです。
25/26シーズンの開幕は8月8日に決定
スンバンシーカップ:2025年8月8日-昨季のリーグ王者JDTと同2位のセランゴールFCが対戦する試合は、スルタン・イブラヒム・スタジアムで行われるリーグ開幕戦でもあります。
FAカップ:8月中旬に開幕
マレーシアカップ:2026年1月に開幕
MFLチャレンジカップ:2026年1月に開幕
またMFLは近いうちに2025/26シーズンのスーパーリーグのスケジュールを発表する予定ということですが、マレーシアからはJDTが出場するACLエリート、そしてスランゴールFCが出場するACL2については、AFCが8月15日に両大会の抽選を行う予定であるため、MFLは年間スケジュールを作成する困難に直面していると説明されている他、JDTとセランゴールFCがするASEANクラブ選手権ショッピーカップの詳細な日程を東南アジアサッカー連盟AFFに求めている最中だとしています。
スランゴールが代表CBを含めた9名の残留を発表
2024/25シーズンの国内1部スーパーリーグ2位のスランゴールFCが、2ヶ月後に開幕予定の2025/26シーズンに向けて、マレーシア代表CBのハリス・ハイカルやW杯出場を決めたヨルダン代表SBら9選手の残留を発表しています。
6月19日にまでにスランゴールFCが残留を発表しているのは、カーボベルデ代表WGアルヴィン・フォルテス、ヨルダン代表SBモハマド・アブアルナディ、マレーシア代表CBハリス・ハイカルの他、いずれもマレーシア代表経験のあるGKサミュエル・サマーヴィル、CBシャールール・ナジーム、SBジクリ・カリリ、MFムカイリ・アジマル、AMFハイカル・ラウ、FWイズワン・ユスランの合計9選手です。
中でもハリス選手は、マレーシア人の有力選手の御多分に洩れず、ジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)入りの噂なども出ていた中での残留発表でした。
FAM-中央アジア遠征は決定ではない
昨日のこのブログでは、イランやウズベキスタンが加盟している中央アジアサッカー連盟(CAFA)が主催する国際大会CAFAネイションズカップにマレーシア代表が招待されていると言う記事を取り上げましたが、マレーシアサッカー協会(FAM)はこの大会への参加を決定したわけではないとしています。
マレーシア語紙ブリタ・ハリアンは、FAM競技委員会ザイナル・アビディン・ハッサン副委員長の「競技委員会の会議で正式な議論を行った後にいかなる決定も下されるだろう」という発言を紹介しています。
「(東南アジアクラブ選手権)ショピーカップ、ACLエリートやACL2などのさまざまな試合により年間スケジュールを非常に過密なものになっているため、CAFAネイションズカップへの出場の可否はまだ決定はしていない。参加となれば代表選手に負担をかけないよう細心の注意を払う必要がある」と述べたザイナル副会長は、代表選手たちがシーズンを通して最高のパフォーマンスを発揮できるよう、休息、国内リーグ戦、国際試合の3つバランスを考慮する必要があると説明したということです。
