最新のFIFAランキング発表:マレーシアは1つ順位を下げて133位に
FIFAの最新ランキングが発表され、マレーシアは前回9月19日に発表された132位から順位を1つ下げて133位となっています。
前回のランキング発表以降では、132位のマレーシア代表は、今月のFIFA国際マッチカレンダー(FIFAデイズ)で同95位(当時)のニュージーランド代表と対戦し、0−4で敗れていました。
次回のランキング発表は11月28日となっていますが、その前にある11月10日から18日までとなっている11月のFIFデイズでは。125位のインドとのアウェイでの対戦が発表されています。
なお来年3月から始まるAFCアジアカップ2027年大会3次予選を前に、今年12月にはこの3次予選組分け抽選が行われますが、マレーシアサッカー協会(FAM)は、この3次予選での強豪との対戦を避けるため、予選参加チーム中の上位6位が入るポッド1入りを目指しています。そのためにはFiFAランキングをできるだけ上げておく必要がありますが、3次予選参加チームの中でマレーシアは、シリア(93位)、タイ(96位)、タジキスタン(105位)、レバノン(115位)、ベトナム(119位)、インド(125位)に次ぐ7場面目のチームとなっています。(ランキングはいずれも10月発表分)
10月のFIFAデイズでは2試合できるところで、ニュージーランド戦1試合しか組むことができなかったFAMに対し、FIFAランキングを上げるための努力が不十分との批判の声も出ていました。なおFAMはニュージーランド遠征の際に他のオセアニアサッカー連盟所属(OFC)のフィジーやタヒチ、ソロモン諸島などとの試合を組もうとしたようですが、この時期のOFC加盟国はW杯予選で忙しく、FAMからの申し出が断られていたことが明らかになっています。
なお11月のFIFAデイズでは、確定しているインド戦の他、アフガニスタン(同151位)、モルジブ(同163位)などがもう1試合の対戦相手候補に上がっているとされています。
ペナンFCのアクマル監督の去就は今日決定か
2024/25シーズンのマレーシアスーパーリーグは今週末に第14節を迎えますが、今季はここまでで既に2チームで監督が交代しています。現在13チーム中12位のヌグリスンビランFCは、アズミ・アジズ監督がテクニカル・ディレクターに転身し、コーチだったN・ナンタクマル氏が新監督に就任しています。また現在3位のトレンガヌFCはトミスラフ・シュタインブリュックナー監督が更迭され、コーチだったバイドゥル・アフザン・ラザリ氏が暫定監督になっています。
そして今季3チーム目の監督交代がペナンFCで起こりそうだと、複数のメディアが報じています。
今季開幕前にU23チームの監督からトップチームの監督に就任したアクマル・リザル監督が率いるペナンFCは、12試合を終えた時点で2勝5分5敗で現在11位となっています。特に直近の5試合では、0勝2分3敗で得点6失点14という成績です。10月20日に行われた第13節、ホームのシティ・スタジアムでのスリ・パハンFC戦では、公式発表によれば入場者数がおよそ1,100名と、今季のホーム初戦の4,500名からは観客数もチーム成績に呼応するように減ってきています。
ペナンFCは10月20日の試合後に緊急の理事会を開き、アクマル監督の去就について話し合いが行われたようですが、理事会後の公式声明では、「ペナンFCの好ましくないここまでの成績を考慮し、チームの今後のために『重要かつ抜本的な』決断を近々下す予定である」ことが発表されました。
一部報道では、現在はペナンFCのテクニカル・ディレクターを務め、ペナンFCでの現役時代は」グレート・メルツ」の愛称で親しまれていたモロッコ出身のメルザグア・アブデラザク氏が本日開催のマレーシアスーパーリーグ第14節、ホームでのサバFC戦から監督代行を務めるのでは、といったことも報じられています。