マレーシアサッカー協会-マレーシア代表は民営化せず、部署を新設して運営
マレーシアサッカー協会(FAM)は、民営化が噂されていたマレーシア代表と同U23代表について、民営化は行わず、新たな部署を協会内に新設して運営を行うことを明らかにしています。
英字紙ニューストレイツタイムズによると、FAMのユソフ・マハディ副会長は、この新部署の設立はアンワル・イブラヒム マレーシア首相との会談中に、同席していたジョホール州摂政のトゥンク・イスマイル殿下によって提案されたと説明しています。
「代表チームを民営化する計画はないが、代わりに、代表チームとU23代表チームを管理運営する特別部署を新設する。この部署は、ハミディン・アミンFAM会長とFAM執行委員会に直接、報告を行う部署になる。」
「この部署を新設する理由は、代表チームの各選手が確実にレベルアップするために、福利とパフォーマンスの両面にわたって対応する専門部署が必要だからである。新設部署の運営資金は、それが代表とU23代表の運営にのみ使用されるように割り当てられる。」とユソフ・マハディ副会長は、FAM本部で開かれた執行会議後の記者会見で説明しています。
マレーシア代表の「民営化」については、ジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)のオーナーでもあるイスマイル殿下が、FAMから独立して運営される形の組織図などを自身のSNSに投稿していました。その際には最高スポーツ責任者(CSO)あるいはテクニカル・ディレクターをトップに、コーチ担当責任者、戦術評価責任者、人事責任者などの役割を持つ複数のメンバーと代表監督で構成される組織がマレーシア代表を運営する案が提案されていました。
ユソフ・マハディ副会長は記者会見の席上で、新部署の具体的な内容を問われると、現在はまだFAM内で詳細を協議中であり、今年末までには、アンワル首相にその内容が提示されると説明しています。
アンワル首相は先月、マレーシア代表の運営資金として政府が1500万リンギ(およそ5億1600万円)を拠出すると発表しましたが、その条件として代表チームのパフォーマンスを強化するための計画案と、それを評価するための業績評価指標(KPI)を設けるよう求めていました。
マレーシアサッカー協会-代表監督には年棒8000万円超を支払う用意あり
現在空席となっているマレーシア代表監督について、マレーシアサッカー協会(FAM)は、適切な人物であれば月俸20万リンギ(およそ690万円)を支払う用意があると英字紙ニューストレイツタイムズが報じています。
FAMのユソフ・マハディ副会長は、今年7月に契約期間を残して辞任したキム・パンゴン前代表監督(現韓国1部蔚山現代FC監督)の後任について、その名がたびたび報じられているパク・ハンソ前ベトナム代表監督を含め、全員で5名が最終候補に残っていることを明らかにしています。
「結果を残せない監督に月俸10万リンギ(およそ350万円)払うのであれば、その倍の20万リンギを払ってでも、代表チームをさらなる高みへと導いてくれる人物を監督として雇いたい。我々が(その高額の給料を)気に入るかどうかに関係なく、それは代表チーム強化への必要な投資であり、」とユソフ・マハディ副会長は、FAM本部で開かれた執行会議後の記者会見で説明しています。
なお、現在の代表チームはキム前監督のもとでコーチを務めていた元バルサユースコーチのパウ・マルティ暫定監督が指揮を取っており、FAMは、レバノンを破って11年ぶりに優勝した先月のムルデカ大会、そして年末の東南アジアサッカー連盟(AFF)選手権「三菱電機カップ」までの期間を使って、マルティ暫定監督を正式な監督とするかどうかを判断したいとしています。
さらにユソフ・マハディ副会長は「マルティ暫定監督はコーチ時代を含めると現在の代表チームと多くの時間を共有してきており、マレーシアのサッカーはもちろん、この国の文化も良く理解しており、この点では彼は(次期監督として)有利な立場にいると言える。なぜなら、そういった理解はFAMが次の代表監督に求める重要な要件である。」とも述べています。
ACLエリート:光州FC対ジョホール戦は200km以上離れた別会場で開催
ACLエリート(ACLE)東地区第3節でジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)は光州FC(韓国)と対戦しますが、この試合では当初予定されていた試合会場から234km離れた龍仁市にある龍仁弥勒スタジアムが使用されることをアジアサッカー連盟(AFC)が発表しています。第2節を終了し現在、2連勝で東地区1位の光州FCと1勝1分で2位JDTの首位攻防戦は10月22日に光州W杯スタジアムで開催予定でしたが、ピッチのコンデションが良くないことが会場変更の理由と考えられています。この光州W杯スタジアムではACLEの第1節、光州FC対横浜F・マリノス戦が行われていますが、その際も「現在はほとんど公式戦で使われておらず、グラウンダーでのボールが不規則に跳ねる劣悪なピッチ」ったことが報じられています。このピッチで苦しんだことが理由かどうかは分かりませんが、横浜F・マリノスは3−7で光州FCに敗れています。
マレーシアフットサルカップ:参入2季目のジョホールがセランゴールを倒して優勝、リーグと合わせて国内2冠達成
10月6日にマレーシアフットサルカップの決勝が行われ、今季が参入2季目のジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)がスランゴールFCを3−2で破り、初優勝を飾っています。JDTは、8月に終了した今季のマレーシアプレミアフットサルリーグ(MPFL)でも2位のスランゴールFCに勝点差6をつけて優勝しており、これで国内タイトル2冠となりました。
フアン・アントニオ・ミゲル・ガルシア監督率いるJDTは、ブルーノ・タフィー・ノゲイラ・アギアルの先制ゴールでリードしますが、スランゴールは前半終了間際にシャヒル・イクバル・カーン・アクバル・カーンをのゴールで同点に追いつきます。
後半に入るとJDTは、キャプテンでもありMPFLの今季MVPに選ばれたフィルダウス・アムビアが27分に逆転ゴールを決めると、33分にはアズワン・イスマイルがゴールを決め、スランゴールの反撃を35分のアイディル・シャーリル・ロスリのゴール1点に抑えて逃げ切っています。
MPFL参入2季目だったJDTは、昨季のこの大会ではパハン・レンジャーズFCにPK戦で敗れて準優勝に終わっていました。なおそのパハン・レンジャーズFCは、今大会では準決勝でスランゴールFCに敗れましたが、3位決定戦でKLシティFCを破って3位となっています。