1月4日のニュース
アジアカップ出場のマレーシア代表26名が発表に

AKB48のご当地版となる「KLP48」の発足が発表されたマレーシアのクアラ・ルンプールより明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。東南アジアではタイ(バンコク、チェンマイ)、インドネシア(ジャカルタ)、フィリピン(マニラ)に続くAKB48の海外姉妹グループが、近年イスラム教保守派の声が大きくなっているこの国で成功するのかは個人的に興味があるところですが、その話はまた別の機会に。今回が2024年第1回の投稿です。

タイ、ベトナム、インドネシアとの共催となった2007年大会以来14年ぶり、予選突破での出場は1980年大会以来43年ぶりのAFCアジアカップ出場となったマレーシアですが、マレーシアサッカー協会(FAM)は、1月15日に初戦を迎えるマレーシア代表26名を公式サイトで発表しています。

AFCアジアカップ2023年大会出場のマレーシア代表メンバー

P氏名年齢所属
GKシーハン・ハズミ28JDT
アズリ・アブドル・ガニ25KLC
シーク・イズハン22NSE
DFマシュー・デイヴィーズ29JDT
ラヴェル・コービン=オング33JDT
シャールル・サアド31JDT
シャーミ・サファリ26JDT
クザイミ・ピー   30SEL
ドミンク・タン27SAB
ダニエル・ティン32SAB
ディオン・コールズ28BRU
ジュニオール・エルドスートル33DWU
MFエンドリック・ドス・サントス29JDT
アフィク・ファザイル30JDT
シャマー・クティ・アッバ27JDT
ナチョ・インサ38JDT
ブレンダン・ガン36SEL
スチュアート・ウィルキン26SAB
FWアリフ・アイマン24JDT
アキヤ・ラシド25JDT
サファウィ・ラシド27JDT
ムハマドゥ・スマレ30JDT
ファイサル・ハリム25SEL
ダレン・ロック34SAB
パウロ・ジョズエ35KLC
ロメル・モラレス27KLC
所属:JDT-ジョホール・ダルル・タジムFC、SEL-スランゴールFC、SAB-サバFC、KLC-KLシティFC、NSE-ヌグリスンビランFC、BRU-ブリーラム・ユナイテッド(タイ1部)、DWU-デワ・ユナイテッド(インドネシア1部)

今回のメンバーは、12月26日から始まっていた代表候補合宿に参加したメンバーから顔ぶれは変わらない26名が選ばれています。マレーシア代表は1月1日にカタール入りしており、1月8日には大会前の最終調整となるシリアとの国際親善試合を行います。なお、マレーシアは当初、1月4日にサウジアラビアとの国際親善試合も予定していましたが、サウジアラビア側からドタキャンされています。これは昨年、イタリア代表監督を辞してサウジアラビア代表監督に就任したロベルト・マンチーニが、今回のアジアカップで勝ち上がればベスト16で対戦する可能性があるマレーシアとの対戦を嫌ったことが理由とされています。

アジアカップではE組に入っているマレーシアは、1月15日にアル=ワクラにあるアル・ジャヌーブ・スタジアムでヨルダンとの初戦を迎えます。その後は1月20日にドーハにあるジャシム・ビン・ハマド・スタジアムでバーレーンと、そしてE組の最終戦は1月25日に初戦と同じアル・ジャヌーブ・スタジアムで韓国との対戦が控えています。なお直近のFIFAランキングでは、E組のトップは23位の韓国で、以下バーレーン(86位)、ヨルダン(87位)、そしてマレーシア(130位)と続きます。

今回のアジアカップではグループステージA組からF組から各組の上位2チームと、各組3位チームの中の上位4チームがベスト16に出場します。(ちなみにマレーシアがE組の2位、サウジアラビアがF組首位となると、マンチーニ監督が心配した通り、ベスト16で両チームが対戦することになります。)また、ベスト8は2月2日と3日に、準決勝は2月6日と7日に、そして決勝は2月10日に昨年のW杯決勝が行われたカタールのルサイル・スタジアムで行われる予定になっています。

今回が4回目のアジアカップ出場となるマレーシアですが、前述した通り、東南アジア4ヵ国による共催となった2007年は開催国枠で出場しましたが、グループステージでは中国、イラン、ウズベキスタンと同組で3戦3敗。得点は昨季はクランタン・ユナイテッドFCでプレーしたインドラ・プトラ・マハユディンが中国相手に決めた1点のみ、失点は12と惨敗でした。また予選を突破しての出場は1980年、そしてその前回大会の1976年大会まで遡らならず、この両大会でもグループステージで敗退しています。