マレーシアは男女とも既に敗退した東南アジア競技大会のサッカーは、準決勝が行われ、U22代表が対戦する男子はフィリップ・トルシエ元日本代表監督が率いるベトナムがインドネシアに2-3で敗れて大会3連覇を逃しています。ウィタン・スレイマン、リスキ・リド(いずれもプルシジャ・ジャカルタ)、ラマダン・サナンタ(PSMマカッサル)、プラタマ・アルハン(東京ヴェルディ)、マルセリーノ・フェルディナン(ベルギー2部KMSKダインゼ)といったA代表でもプレーする選手を揃えたインドネシアは1991年大会以来32年ぶりの優勝を目指して、ミャンマーを3-0で下したタイと対戦します。
女子は、カンボジアを4-0で下して4連覇に王手をかけたベトナムと、タイを4-2で破ったミャンマーが大会初優勝をかけて対戦します。
タイ1部リーグ第30節-ディオン・コールズは3試合ぶりの先発も、サファウィ・ラシド、ジュニオール・エルドストールはベンチ外で今季終了
5月12にタイ1部リーグの今季最終節となる第30節が行われています。既に今季の優勝を決めたブリーラム・ユナイテッドのディオン・コールズは3試合ぶりに先発しましたが、PTプラチュワップFC所属のジュニオール・エルドストールと、ラーチャブリーFCのサファウィ・ラシドはいずれもベンチ外で今季最終戦を終えています。(試合のハイライト映像はタイリーグ公式YouTubeチャンネルより)
タイ1部リーグ第30節
2023年5月12日@チャンアリーナ
ブリーラム・ユナイテッド 4-0 ナコーンラーチャシーマーFC
既にリーグ戦とFAカップの優勝を決めているブリーラム・ユナイテッドが最終戦に勝利し、来週土曜日5月20日のリーグカップ決勝に弾みをつけてました。
ブリーラム・ユナイテッドのディオン・コールズは先発してフル出場しています。
2023年5月12日@サーン・アーオスタジアム
PTプラチュワップ 2-0 スコータイFC
前節では降格圏と勝点差3だったPTプラチュワップFCは無事に1部残留を決めています。
PTプラチュワップのジュニオール・エルドストール(タイでの登録名はプテラ・ナダル・アマルハン・マデルナー)はベンチ外でした。
2023年5月12日@サンダー・ドームスタジアム
ムアントン・ユナイテッド 4-0 ラーチャブリーFC
5試合続けて勝ち星がなかったラーチャブリーFCは、この試合でも敗れて最終順位が8位に転落しています。
韓国やインドネシアへ移籍の噂が出ているラーチャブリーFCのサファウィ・ラシドはベンチ外でした。
タイ1部リーグ最終順位表(第30節終時、上位3チームとマレーシア人選手所属チームのみ)
順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
1 | ブリーラムU | 30 | 23 | 5 | 2 | 75 | 27 | 48 | 74 |
2 | バンコクU | 30 | 19 | 5 | 6 | 55 | 22 | 33 | 62 |
3 | ポート | 30 | 14 | 10 | 6 | 52 | 38 | 14 | 52 |
8 | ラーチャブリー | 30 | 10 | 11 | 9 | 32 | 29 | 3 | 41 |
11 | プラチュワップ | 30 | 9 | 8 | 13 | 44 | 51 | -7 | 35 |
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いずれも今年1月に移籍しながら、ディオン・コールズはブリーラム・ユナイテッドで主力選手となり、チームの国内二冠達成に貢献した一方で、サファウィ・ラシドはラーチャブリーFCでは途中交代と途中出場を繰り返し、ジュニオール・エルドストールに至ってはベンチ外となった試合数が出場試合数を上回るなど、マレーシア代表選手の間で明暗が分かれています。
このままではサファウィ、エルドストール両選手は、アジアカップの対戦相手が決まったことで強化がいよいよ本格化する代表チームに招集されるかどうかも危うくなってしまうため、出場機会を求める両選手の今後の動向が気になります。