FAMが年末から来年にかけての各年代チームの活動予定を発表
マレーシアサッカー協会FAMは11月7日に定例理事会を開催し、各年代チームの今年年末から来年の活動予定を発表しています。
U16/17代表
オスメラ・オマロ監督率いるU16代表は、先月10月に行われたAFC U17アジアカップ2023年大会予選でアラブ首長国連邦やインドネシアを破り、予選B組1位で本戦出場を決めています。2018年大会依頼5年ぶり6回目の出場となる来年5月の本戦を前に、FAMは大会開催地となるカタールのドーハで来年2月からおよそ1ヶ月の事前合宿を計画しており、現在、カタールサッカー協会と詳細を調整中ということです。
U23代表
2023年には、東南アジアサッカー連盟AFFU23選手権(日程未定)と東南アジア競技大会通称シーゲームズ(カンボジア、5月5日から17日)、AFC U23アジアカップ2024年大会予選(開催地未定、9月4日から12日)が予定されています。
A代表
年末に東南アジアサッカー連盟AFF選手権三菱電機カップ2022が控えるA代表は、大会前に国際新全試合2試合を予定しています。
国際親善試合
12月9日(金)マレーシア対カンボジア@ブキ・ジャリル国立競技場(午後9時キックオフ)
12月14日(水)マレーシア対モルジブ@KLフットボールスタジアム(午後9時キックオフ)
*これらの試合の入場料は大人30マレーシアリンギ(およそ930円)、子ども(11歳以下)5リンギとなることも発表されています。
東南アジアサッカー連盟AFF選手権三菱電機カップ2022
グループステージ
12月21日(水)ミャンマー対マレーシア(詳細未定)
12月24日(土)マレーシア対ラオス@ブキ・ジャリル国立競技場(午後9時キックオフ)
12月27日(火)ベトナム対マレーシア(詳細未定)
2023年1月3日(火)マレーシア対シンガポール@ブキ・ジャリル国立競技場(午後9時キックオフ)
*グループステージの入場料はメインスタンド100マレーシアリンギ(およそ3090円)から子ども(11歳以下)10リンギとなることも発表されています。
準決勝(ホームの試合)
2023年1月7日(土)(グループステージ2位で進出の場合)@ブキ・ジャリル国立競技場
2023年1月9日(月)(グループステージ1位で進出の場合)@ブキ・ジャリル国立競技場
*準決勝の入場料はメインスタンド120マレーシアリンギ(およそ3790円)から子ども(11歳以下)10リンギとなることも発表されています。
決勝(ホームの試合)
2023年1月13日(金)(グループステージ1位で進出の場合、会場未定)
2023年1月16日(月)(グループステージ2位で進出の場合、会場未定)
*決勝の入場料は現時点で未定です。
女子代表はヨルダンから監督を招聘
マレーシアサッカー協会FAMは、11月7日に行われた定例理事会で女子代表の監督にソリーン・アル=ゾウビ氏が就任することを発表しています。ソリーン氏は2014年からヨルダンサッカー協会の女子部門のトップを務めている他、アシスタントTD(テクニカルディレクター)も務めています。なおソリーン氏との契約は来月12月からということです。
女子U16/17代表
2024年にはインドネシアでAFC U17女子アジアカップが開催されますが、来年4月にはタイでこの大会の予選が開催されます。予選A組に入った女子U16/17代表は、4月26日に北マリアナ諸島、同28日にインドネシア、同30日にタイとの対戦が決まっています。
女子U19/20代表
2024年にウズベキスタンで開催されるAFC U20女子アジアカップの予選ではG組となっているマレーシアは来年3月にカンボジアで開催される予選に出場します。日程は3月8日にパキスタン、同10日にカンボジア、そして同12日にミャンマーとの試合が組まれています。
フットサルリーグは外国籍選手枠1増と新たなカップ戦創設を発表
マレーシアンプレミアフットボールリーグ男女
マレーシアサッカー協会FAMが運営するマレーシアンプレミアフットサルリーグMPFLの2023年シーズンは2月に開幕しますが、来季から外国籍選手枠が1つ増えることが発表されています。2月から7月にかけて行われる来季のMPFL男子では、従来の無条件の外国籍選手枠1名に加えて、アジア枠1名が追加されるということです。また5月に開幕する来季のMPFL女子も新たに無条件の外国籍選手枠1名が採用されることも併せて発表になっています。
また新たにマレーシアフットサルカップが創設されています。MPFL終了後に開催されるこのマレーシアフットサルカップは、MPFLの上位8チームが参加して行われるカップ戦です。
来季カップ戦でVARの試験的導入とプロ審判採用をFAMが発表
マレーシアサッカー協会FAMは、11月7日に開かれた理事会で、ビデオアシスタントレフリーVARの導入について、来季のFAカップとマレーシアカップでの試験的導入の予定があることを明らかにしています。
FAMのS・シヴァサンドラム審判委員会委員長は、現在、VARのシステムを提供するホークアイ社とメディアプロ社の2社と協議中であることを明かしています。シヴァサンドラム委員長は、国内でのVARの導入については最大の障壁となるのがその費用面であり、年間300試合でVARを採用すると想定した場合の費用は400から500万リンギ(およそ1億2400万から1億5500万円)がかかるとし、さらに「この費用は企業へ支払う金額であり、機器の設置や移動、担当審判の手当、インターネット環境の整備などは含まれておらず、実際にはこれ以上の費用がかかる。」とも述べています。また、VAR担当審判を養成コースに派遣するなど6ヶ月から8ヶ月の準備期間が必要となることも説明したシヴァサンドラム委員長は、FIFAやAFCの協力を得ながら、来季のカップ戦の準決勝や決勝戦での試験運用を目指したいとしています。
この他、ここ数年のFAM理事会での議題となりながら実現していない審判の「プロ化」については、来年、2名のプロ審判が誕生する予定であることも明らかにしています。審判のプロ化については、FAMは2年前にプロ審判候補6名を選出し、今年2022年には6名から8名のプロ審判がMリーグで笛を吹く計画を立てていましたが、コロナ禍により頓挫しており、その後は何も議論が行われていませんでした。
