シーゲームズ出場のU23代表合宿開始も初日の参加者は5名だけ
5名でどんな練習ができるのか。マレーシア語紙ハリアンメトロは、昨日4月19日から始まったU23代表合宿の初日に参加したのはわずか5名だったと報じています。
来月5月に開幕する東南アジア競技大会通称シーゲームズに出場するU23代表候補は、海外組のルクマン・ハキム(ベルギー1部KVコルトレイク)とハディ・ファイヤド(J3沼津)の海外組2名を含む31名が発表されていますが、合宿初日となった4月19日から参加したのはシーク・イズハン、ファーミ・ダニエル、ファイズ・アメル(以上スランゴール2)、シャフィ・アズスワド(JDT II)、ハキミ・アジミ(KLシティ)の5名のみだったと言うことです。
この状況についてブラッド・マロニーU23代表監督は、複数のクラブが今週末のリーグ戦終了後に選手を合宿に参加させることを求めていると理由を説明し、来週にはU23代表候補全員が揃うだろうと説明し、当面は参加メンバーだけで練習を続けると述べています。
2011年のジャカルタ大会以来の金メダルを目指すマレーシアU23代表は、スランゴールとセカンドチームのスランゴール2から11名、トレンガヌとセカンドチームのトレンガヌIIから9名と、この両クラブ出身の選手が大半を占めています。
ACL-JDTは2戦2勝で1300万円とそれより貴重なAFCクラブポイント獲得
AFCチャンピオンズリーグACLのグループステージI組に出場中のJDTは、初戦の広州FC戦、そしてまさかの蔚山現代戦と2連勝し、I組トップとなっていますが、マレーシア語紙のウトゥサンマレーシアはこの2勝によって、JDTは既に10万米ドル(およそ1300万円)を獲得したと報じています。
ACLのグループステージでは、勝利チームには5万米ドル、引き分けの場合には両チームに1万米ドルが賞金として与えられますが、蔚山戦の80分にベルグソン・ダ・シルヴァが決めた決勝ゴールは4万米ドル(およそ520万円)の価値があったということです。
また、広州FC戦と蔚山戦の勝利はAFCクラブコンペティションランキングで合計6ポイントも獲得しており、ウトゥサンマレーシアの記事によると、この2勝でJDTのランキングが21位から15位まで上昇したということです。これにより、マレーシアのランキングはAFC東地区では25.351ポイントで7位のままではあるものの、6位のタイ(28.596ポイント)、5位のベトナム(31.144)に近づきつつあり、2024年のAFC大会ではより多くのマレーシアクラブが大会に参加できる可能性が高まっているとしています。
また各国のクラブが獲得したクラブポイントでは、マレーシアは2019年から14.45ポイント獲得していますが、その内訳は2019年のACLプレーオフに出場し蔚山現代に敗れて0.15ポイント、さらにボーナスポイントとして0.3ポイントの計0.45ポイントを獲得した以外の14ポイントはJDTが全て獲得しているということです。(14ポイントの内訳は、2019年と2021年のACLでそれぞれ1勝1分で4ポイントずつ、また現在開催中の2022年ACLでここまで2勝で6ポイント)今季のAFCにはKLシティとクダが出場し、来季も2チームの出場枠がありますが、これもJDTがポイントを積み上げたことによるものです。