昨日開幕したMリーグ1部スーパーリーグは、JDT、クダ、そして昇格組のヌグリスンビランが今季初勝利を飾り、いずれも首都圏に本拠地を持つKLシティとスランゴールの対戦となったクランバリーダービーは3-3の引き分けとなっています。またスーパーリーグでプレーする唯一の日本人選手、サバFCの加賀山泰毅選手は10番をつけて先発し、フル出場でMリーグデビューを飾っています。
その一方で本日予定されていたパハン対トレンガヌは、パハンの選手と監督、コーチ合わせて20名が新型コロナ検査で陽性となったことから延期されています。後述しますが、2部プレミアリーグも4試合延期されるなど、今季のMリーグも新型コロナに振り回されそうな予感です。
Mリーグ2部プレミアリーグは本日開幕も新型コロナにより5試合中4試合が延期
昨日のMリーグ1部スーパーリーグ開幕に続き、本日3月5日には2部プレミアリーグが開幕します。開幕節第1節には5試合が予定されていましたが、複数のチームで新型コロナ検査で陽性者が出たため、延期が決定したのは本山雅志、深井脩平両選手が所属するクランタン・ユナイテッドFCや、谷川由来選手が所属するクチンシティFCのの試合を含めた5試合中4試合が延期されています。
ペラFC対クランタン・ユナイテッドFC戦は、ペラFCの選手6名が陽性、14名の選手が有症状の濃厚接触者となったことから延期となり、さらに3月14日のFAカップ1回戦キジャン・レンジャーズ戦も延期となりました。またトレンガヌII対UITM FC戦は、UITM FCの選手12名が陽性、残る選手は濃厚接触者となったことから延期され、3月22日のFAカップ1回戦クチンシティFC戦も延期されています。
プレミアリーグ第1節は、既報の通り3月5日に予定されていたスランゴール2対FAM-MSNプロジェクトと、3月7日に予定されていたPDRM FC対谷川由来選手所属のクチンシティFCの2試合の延期が決まっています。
| 3/5(土) | キックオフ | |||
| ペラ | 対 | クランタン・ユナイテッド | 延期 | |
| トレンガヌII | 対 | UITM FC | 延期 | |
| スランゴール2 | 対 | FAM-MSNプロジェクト | 延期 | |
| JDT II | 対 | クランタンFC | 20:15 | |
| 3/7(月) | ||||
| PDRM FC | 対 | クチンシティFC | 延期 |
ペラFCは今季リーグ開幕前に早くも給料未払いが発覚
昨季2021年シーズンには給料未払いから主力選手の大半がシーズン途中に退団し、1部スーパーリーグで11位に終わり、今季は2部プレミアリーグに降格したペラFCは、今季開幕直前には未払い給料を理由にFIFAとマレーシアサッカー協会FAMからトランスファーウィンドウ期間中の新規選手獲得禁止処分を受けたことから選手不足に陥り、結局、U19とU21チームの選手をトップチームに昇格させてリーグ出場条件となる20名の選手を登録し、プレミアリーグへの参加が認められました。
しかし、今季開幕を前にさらなる給料未払い問題が明らかになっています。今回は2ヶ月分の給料が未払いとなっているということですが、ペラFCのムハマド・ヤヌス・ザカリアCEOは来週月曜日の3月7日までにまずは1ヶ月分を支払うことを約束していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
ペラFCは昨季在籍したいずれもブラジル出身のレアンドロ・ドス・サントスとカレッカ両選手への給料が未払いとなっている他、両選手の代理人への手数料支払いも滞っていることが報じられています。また2020年シーズン開幕前に一旦は契約しながら、その後にケガが発覚したことを理由に契約を解除したジェオン・ヒヨソク(韓国)に対しても同様の未払いがあるとされ、未払い給料と手数料の総額は170万リンギ(およそ4690万円)となっているということですが、こちらについては来月4月末までに支払う予定であるとヤヌスCEOは話しています。
