2月5日のニュース:ペラ州FAはサポーターから不評の新ロゴ変更の予定なし、JDT招待大会にクチンシティが唯一2部から出場

 Mリーグ2部ケランタン・ユナイテッドと契約した本山雅志選手は昨日、地元福岡を出発してマレーシアへ向かったと日本で報じられてます。マレーシアでは現在、全ての渡航者に10日から14日の検疫隔離が義務付けられており、入団発表まではまだ時間がかかりそうですが、その一方で今季は背番号10を背負うなどの報道もあり、ユニフォーム姿を見せる前から注目を集めています。

ペラ州FAはサポーターから不評の新ロゴ変更の予定なし
 ペラ州サッカー協会(ペラ州FA)は、今季のMリーグに臨むペラFC(前ペラTBG)の新たなロゴを発表しましたが、これがサポーターから大変な不評を買っています。これに対してペラ州FAは批判はサポーターの権利であるとしながらもロゴの変更は行わないことを明言しています。
 ペラ州FAのムハマド・ヤザン・モハマド副会長はマレーシアの通信社ブルナマの取材に対し、このロゴの採用を決定したのは現在のペラ州FAのトップではなく、前任者であるとしながらも、ロゴを変更する予定は当面はない話しています。
 2月1日発表された新しいロゴは黒色の背景に白いガウル(別名インドヤギュウ)を配置し、黄色の縁取りがされています。(写真左下が新しいロゴ、右下が昨季までのロゴ)

 サポーターからは「センスがない」「小学生がデザインしたのか」「創設100年目という伝統が感じられない」などの辛辣なコメントが出ており、一部には昨季までのロゴに戻すべきだという声もあります。ロゴの変更や修正について問われたムハマド・ヤザン副会長はペラ州政府(!)を含めた関係各所と話し合うとしていますが、同時にロゴの件以上に早急に解決しなければならない問題としてペラFCをペラ州FAから独立させる民営化を挙げており、当面はロゴの問題は棚上げとなる可能性を示唆しています。
 また11月から給料未払いが続いているとされるペラFCの選手に対しては、(3月5日に予定されている)今季のMリーグ開幕前には解決できるだろうと話しています。

JDT招待大会にクチンシティが唯一2部から出場
 3月5日に開幕を控えるMリーグですが、マレーシア全土に施行されている活動制限令により練習試合どころかチーム練習も行えない事態となっています。
 そんな中、サラワク州のサッカーを中心に報じるサイトのサラワク・クロックスがMリーグ1部7連覇中のジョホール・ダルル・タジムJDT主催の招待大会に居並ぶMリーグ1部のクラブに混じって2部のクチンシティが出場すると報じています。
 2月10日から25日に予定されているこの大会は1回戦総当たり形式で行われ、JDTとクチンシティの他には昨季1部で3位のトレンガヌ、同8位のスリ・パハン、同9位のマラッカ・ユナイテッドが出場します。
 JDTからの招待を受け取ったと話すクチンシティのイスワンディ・アリ・ハサンCEOは、2月8日ジョホール入りする予定であると話す一方で、同時にこの大会は新型コロナウィルスの感染状況次第では中止もあり得るとも話しています。
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 昨季開幕前にはJDTの新たな本拠地スルタン・イブラヒムスタジアムの柿落としでもJDTと対戦したクチンシティ。昨季2部ながら4位の実力をJDTに評価されているということかも知れません。