1月14日のニュース:FAMはケランタン州FAとマラッカ州FAに未払い給料支払いを命令、ケランタンFCはチーム紹介とユニフォーム発表イベントをランカウィ島で開催、MFLは活動制限令延長の場合の対応も用意

FAMはケランタン州FAとマラッカ州FAに未払い給料支払いを命令
 マレーシアサッカー協会FAMは昨季2020年シーズンにMリーグ2部のケランタンFAを運営したケランタン州サッカー協会(ケランタン州FA)と、1部のマラッカ・ユナイテッドFCを運営したマラッカ州サッカー協会(マラッカ州FA)に対し、未払い給料の支払いを命じています。
 マレーシアの通信社ブルナマによると、ケランタン州FAは11名の選手に対しての未払い給料の総額18万7778リンギ(およそ482万円)を、マラッカ州FAはカラン・シン・ファーンズに未払い給料9万7500リンギ(およそ250万円)を支払うよう、FAMのステータス委員会が決定を下したということです。
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 未払い給料については、外国籍選手はFIFAへ、マレーシア人選手はFAMへ訴え出るのが普通で、昨年ケランタン州FAからチームの経営権を買い取ったオーナーのノリザム・トゥキマン氏は、かつてケランタンFAに在籍していた複数の外国籍選手の未払い給料を先月12月に完済し、FIFAにより課されていた新たな選手獲得禁止処分の解除に成功しています。

ケランタンFCは今季チーム紹介とユニフォーム発表イベントをケランタン州ではなくランカウィ島で開催
 昨日1月13日より施行されている活動制限令により、Mリーグの2月下旬開幕はその雲行きが怪しくなってきましたが、Mリーグ2部のケランタンFCは例年、開幕前に行なっている今季のチーム紹介とユニフォームのお披露目イベントを本拠地のあるケランタン州ではなく、クダ州ランカウィ島で行うと、ブルナマが報じています。
 ケランタンFCのノリザム・トゥキマン オーナーは、ランカウィ島にありケランタンFCが運営するレッドウォリアーズ・ヴィラ・アバディリゾートで標準作業手順SOPに沿った非公開イベントとして2月1日に開催するということです。

MFLは活動制限令延長の場合の対応も用意
 昨日1月13日から連邦直轄地クアラルンプールやスランゴール州などでは活動制限令が施行されています。1月26日に終了が予定されているこの活動制限令が延長された場合でも、Mリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLはその対応策を既に用意済みであるということです。
 MFLのアブドル・ガニ・ハサンCEOは昨年3月から5月にかけて施行された活動制限令の経験を活かし、今回の活動制限令が延長された場合に備えていわゆるプランBやプランCなど複数の代替策が既に用意されていると、ブルナマに語っています。
 「新型コロナスパイクの新規感染者数が増加している現状では、活動制限令が必要なことはMFLも理解しているが、今季のMリーグやマレーシアカップ、FAカップなどがスムーズに行われるよう活動制限令が延長されないことを切に願っている。」と話すアブドル・ガニCEOは、活動制限令が予定通り1月26日に終了する場合、Mリーグ各クラブは開幕まで十分な時間が確保できるとして2月26日の今季開幕日を変更する予定はないとも話しています。