ペナンFCはタイ3部リーグクラブから元U19代表を獲得
今季2021年シーズンから1部に昇格するペナンFCは公式Facebook上で、昨季はタイ3部リーグのアーントーンFCでプレーしたFWザフアン・アゼマン、そして同じく昨季はMリーグ1部のクダFA(現クダ・ダルル・アマンFC)でプレーしたMFデイヴィッド・ロウリーの獲得を発表しています。
元U19代表で21歳のザフアン選手は、新型コロナウィルスにより経費節減を目指したアーントーンFCが複数の外国籍選手との契約が更新しなかったことから、所属先を失っていました。
また2018年のケランタンFA(現ケランタンFC)加入からMリーグでプレーするロウリー選手はオーストラリア出身ですが、マレーシア人の母親を持つことからマレーシア人選手として登録されます。
(下はペナンFC公式Facebookに掲載された新加入選手紹介)
ヌグリスンビランFCは既に外国籍選手枠が埋まる
昨季2020年シーズンはMリーグ2部で11位に終わったヌグリスンビランFCはブラジルやカメルーン出身の新たな外国籍選手3名と既に契約していると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。
今季からヌグリスンビランFCの指揮を取るデヴァン・クップサミー監督によれば、3名の選手の内2名の選手は渡航者に義務付けられている隔離期間をマレーシア国内で過ごしており、残る1名も1月15日にマレーシア入国予定ということです。
さらにこの3名のうち2名はブラジル出身のDFでクウェートやオマーンのリーグでのプレー経験があり、もう一人は過去2シーズンはインドネシアでプレーした攻撃的MF、残る1名はカメルーン出身のFWだということです。この他、韓国出身の選手も獲得済みであることが発表されており、2部リーグのクラブに与えられている外国籍選手の4枠全てが埋まったことになります。
この他、クダ・ダルル・アマンFCより10年ぶりに復帰するFWザフアン・アドハが今季のチームの主将を務めることも発表されています。
******
JDTのDFアイディル・ザフアンの双子の弟でもあるザフアン・アドハはヌグリスンビラン州スレンバン出身で、この兄弟二人がともに在籍した2005/2006年シーズン(当時のMリーグは12月開幕、5月閉幕)にはヌグリスンビランFA(現ヌグリスンビランFC)は1部スーパーリーグで優勝を果たしただけでなく、2010年のマレーシアカップ優勝、さらに2011年のFAカップ優勝もヌグリスンビランFAで経験しています。
クチンシティはブラジルトリオ結成
Mリーグ2部で昨季は3部からの昇格初年度で4位と検討したクチンシティFC(旧クチンFA)に第3のブラジル出身選手が加わると、マレーシア語紙ブリタハリアン電子版が報じています。
今季から加わるのは、昨季は同じ2部のケランタン・ユナイテッドFCでプレーしたDFアイルトン・アレマオです。昨季から残留するFWハドソン・ディアス、そしてケガにより昨季はプレーできなかったFWレオナルド・アウヴェスとのブラジルトリオにMF鈴木雄太が加わる外国籍選手と主将のジョセフ・カラン・ティを中心とするサラワク州出身の選手たちに対しては、今季から指揮を取るイルファン・バクティ監督も大きな期待をかけていると話し、来季1部へ自動昇格権が得られるリーグ上位2位以内を今季の目標に挙げています。
.