1月3日のニュース:トレンガヌFCは外国籍選手補強終了か、パハンFC監督に元アメリカ代表主将が就任

トレンガヌFCは外国籍選手補強終了か
 Mリーグ1部で昨季2020年シーズンは3位となったトレンガヌFCは、昨季終了後に主将を務めたリー・タック(イギリス、スリ・パハンFCへ加入)、ドミニク・ダ・シルヴァ(モーリタニア)、サンジャル・シャアフメドフ(ウズベキスタン)、ファリス・ラムリ(シンガポール)ら所属外国籍選手全員と契約を更新しませんでした。
 昨季のMリーグで3位となったことで今季2021年シーズンはアジアサッカー連盟AFCカップの出場権を獲得しており、アジアレベルで戦うための戦力補強が必要な中、マレーシア人選手についてはスリパハンFCからファイザル・ハリム、ケランタンFCからニック・アキフ、UKM FCからアスナン・アフマッドらを獲得するなど精力的に動いたものの、外国籍選手に関しては噂レベルの話しか出ていませんでした。
 しかし年末から年明けにかけて、次々と外国籍選手獲得が発表され、直近ではクラブの公式Facebookでブラジル出身のFWデヴィッド・ダ・シルヴァ獲得が発表されています。インドネシア1部リーグのプルセバヤ・スラバヤから移籍するダ・シルヴァ選手は2019年には17試合で14ゴールを挙げてクラブをリーグ2位おり、その前は韓国1部の浦項スティーラーズやJ2のツエーゲン金沢などでもプレー経験があります。なお185cmのダ・シルヴァ選手は1年契約を結んだということです。
 この他、昨季はサバFAでプレーしたナミビア代表で28歳のFWペトルス・シテンビ、スペイン生まれのフィリピン代表で32歳のDFカルリ・デ・ムルガ、オーストラリア出身でアストンビラFC(英国)などでもプレー経験がある31歳のDFクリス・ハードの3選手といずれも1年契約を結んだことがクラブの公式サイトで発表されています。
 また残るもう1つの外国籍枠は現在のトレンガヌFC II、かつてT-Teamで2016-2017年シーズンにプレー経験があるマリ出身で29歳の攻撃的MFマカン・コナテ(プルセバヤ・スラバヤ)の獲得が濃厚ということです。

パハンFCの監督に元アメリカ代表が就任
 マレーシア語紙ブリタハリアン電子版は、Mリーグ1部のスリ・パハンFC(今季から、昨季まではパハンFA)に元アメリカ代表としてW杯出場経験もあるトーマス・ドゥーリー氏が就任すると報じています。旧西ドイツ出身のドゥーリー氏は、現役時代はブンデスリーガの1.FCカイザースラウテルンやバイエル・レバークーゼン、シャルケ04、アメリカ1部のMLSのコロンバス・クルーなどでプレーした他、FIFAワールドカップ1994年アメリカ大会と1998年フランス大会の全試合に先発出場し、フランス大会ではアメリカ代表の主将を務めています。
 指導者としてはアメリカ代表のアシスタントコーチを務めたのち2014年2月から2018年3月まではフィリピン代表の監督を務めた他、昨季2020年シーズンはベトナム1部リーグで優勝したベトテルFCのスポーティングダイレクターを務めていました。
 既にスリ・パハンFCの本拠地パハン州クアンタン入りしているというドゥーリー新監督は1月4日からスリ・パハンFCの指導を始めるということです。