FAMがナショナルトレセン建設計画の進行状況を担当大臣に説明
マレーシアサッカー協会FAMは公式Facebook上でハミディン・モハマド・アミン会長がアヌアル・ムサ連邦直轄地担当大臣を表敬訪問し、プトラジャヤに建設予定のナショナルトレーニングセンターなどについて説明を行ったことを公表しています。
FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長ととともに、KL市役所内にあるアヌアル大臣の執務室を訪問したハミディン会長は、連邦直轄地であるクアラルンプールやプトラジャヤを担当するアヌアル大臣に対して、プトラジャヤの第5管区に建設が予定されているナショナルトーニングセンターについての計画の進行状況についての説明を行ったと言うことです。
FAMによれば、このトレセンは世界で一流レベルの近代的設備を持つ施設となると言うことで、、現在はスランゴール州プタリンジャヤにあるFAM本部もトレセンが完成すれば、同じ敷地内に移転することになっています。
(写真はFAMの公式Facebookより。左がアヌアル連邦直轄地担当大臣、右がハミディンFAM会長)
MFLは練習再開に向けて
チーム練習再開の際に遵守すべき4条件をMFLが公開
6月15日からMリーグの各クラブは「身体接触を伴わない」練習が可能になりますが、Mリーグを運営するマレーシアフットボールリーグMFLは公式サイトで、練習再開に際して守るべき4つの条件を告知しています。
MFLのアブドル・ガニCEOによれば、マレーシア政府保健省、青年スポーツ省、そしてマレーシア国家安全保障委員会による標準作業手順SOPに抵触しないための4上県は以下の通りです。
1)綿棒検査の実施
綿棒検査は綿棒を使って検体を抽出して行う検査ですが、MFLは、この検査結果をチームドクターの承認を得た上で出することを求めています。
2)SOP遵守を監視する担当者の任命
チーム全体がSOPを守って練習しているかどうかを監視する役割の担当者の任命
3)練習が行われる場所をMFLに報告し、サポーターとの接触を避けるため練習は完全非公開で実施
4)練習会場をマレーシア通産省の公式サイトに登録
Mリーグ各クラブの事務局長とオンラインミーティングを行ったアブドル・ガニCEOは、上記の条件は各クラブにも伝えられており、各クラブにはこのSOPを遵守することを繰り返し求めたと話しています。
練習再開にあたり各クラブは検査費用の負担増も
9月に再開が予定されているMリーグは標準作業手順SOPを作成して、それを遵守することが条件とされていますが、そのSOPの中に含まれるのが、綿棒検査と呼ばれる綿棒を使って検体を抽出して行う検査ですが、マレー語紙ブリタハリアンは各クラブはこのとテストに毎回およそ1万1000リンギ(およそ28万円)が必要となるだろうと報じています。
記事の中では国内の病院での最も安価な綿棒検査が1回あたり360リンギ(およそ9060円)で、各チームは選手や監督、コーチなど合わせると30名程度の構成となることから、その費用を1万800リンギと試算し、これがどの程度の頻度で行われるかによって、各クラブにとって負担になる可能性を指摘しています。
しかしペラ州サッカー協会PAFAのモハマド・アズリン・モハマド・ナズリ名誉事務局長は、選手や監督、コーチを含めた関係者全員の安全のためにSOPに従うことが重要であると述べています。
PAFAが運営するペラTBGの練習については、本拠地のペラスタジアムで午前と午後の2部制で行う予定であると話す一方、綿棒検査は来週月曜日に行うとしています。
またフェルダ・ユナイテッドFCのアフザル・アブ・バカル事務局長は、練習開始にあたり、練習前には参加する選手及び監督、コーチが各自の健康状況を正直に明かすことを求めるとしています。「最も重要なことは選手、監督、コーチ陣が個人はもちろん、チームのことも考えて自身の健康状態に気を配ることである。」と話しています。