3月11日のニュース:協会が人種差別発言者の入場禁止を明言、協会がプロ審判導入に向けて候補者を選出、マレーシアカップ2回戦のカード決定

協会が人種差別発言者の入場禁止を明言
 スポーツ専門サイトのアストロアリーナによると、マレーシアサッカー協会FAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、人種差別発言者の試合会場への入場を禁止することを明言しています。またその一方で監督や選手に対して、人種差別発言があった場合にはFAMに公式に提訴することも求めています。
 先日でもこのブログで取り上げた、スランゴールFCのサティアナタン・バスカラン監督が言及した人種差別発言については正式な提訴を受けていないとラマリンガム事務局長は話しています。
******
 これだけメディアで報道されながら、FAM自らが聞き取り調査を行うでもなく、被害者が名乗り出るまで待つという姿勢は正直、疑問です。FAMの対応自体もサティアナタン監督が試合後の記者会見で問題提起したのが3月7日の試合直後、これに対して以下のような記事をFacebookにアップしたのが3月10日。

 その一方で、マレーシア国内で政権が変わり、国内スポーツを統括する青年スポーツ省に新たな大臣が就任を祝う記事をFacebookにアップしたのが3月9日。

 こういったことを見るとFAMには残念ながら当事者意識がなく、多くのメディアが取り上げた結果、慌てて反応したという印象が否めません。
 しかも国内リーグを主催するマレーシアフットボールリーグに至っては、人種差別発言に関する公式コメントすら発表していません。
 人種問題はこの国では非常に微妙な問題ですが、協会やリーグ主催者が選手を守らなければ、他の誰が守ると思っているのでしょうか。

協会がプロ審判導入に向けて候補者を選出
 マレーシアサッカー協会FAMは、プロ審判導入に向けて新たなプログラムを導入するとともに、このプログラムの候補者を選出したことを公式サイトで発表しています。マレーシアプロ審判システム(MProRS)と呼ばれるこのプログラムに参加するのは、候補者の中から選ばれた6名の審判です。
 FAMのハミディン・アミン会長は、このプログラムは審判技術の改善を助けるテクノロジーを利用しながら、各審判をプロとして安定した判断を下すことができるようにしていくものだとし、2022年までに8名のプロ審判を養成する予定がある子も明かしています。
 またFAMの審判委員会のモハマド・ダリ・ワヒド委員長は、今回選抜された6名の候補は、3月から6月までの期間中に開催されるMFLの試合で審判内容を評価された後、7月には2名が選ばれてFAMがプロ契約を交わす予定であると話しています。さらに2021年以降も同様の選抜を行い2022年末には6名のプロ審判を養成し、契約したいとしています。
 今回候補に残った6名の審判は以下の通りです。
・ムハマド・ナズミ・ナサルディン
・トゥアン・モハマド・ヤシン・トゥアン・モハマド・ハナフィア
・ズルカルナイン・ザカリア
・ムハマド・ファイズディン・イスマイル
・ロズラン・ジョフリ・アリ
・ムハマド・イズル・フィクリ・カマルザマン

マレーシアカップ2回戦のカード決定
 国内最大のカップ戦であるショッピーマレーシアカップの2回戦のカードがマレーシアフットボールリーグの公式サイトで発表になっています。
 インドネシアリーグ1のスポンサーにもなっているオンラインショッピンサイトのショッピーが冠スポンサーとなっているこのカップ戦は、優勝クラブに来季のAFCカップ出場権が与えられます。
 この2回戦からはMFL1部12クラブとと2部8クラブが登場し、1回戦を勝ち上がってきた3部M3リーグや4部M4リーグと3月17日(火)と18日(水)に対戦します。
 詳しい対戦カードはこちらからどうぞ。