9月20日のニュース:最新のFIFAランキングでマレーシアは158位、U18代表の主力選手がベルギーリーグ1部のクラブと5年契約を結ぶ、PKNS FCの外国人選手が人種差別発言を訴える、マレーシアカップのグループステージ最終戦が再び延期に

最新のFIFAランキングでマレーシアは158位
 マレーシアサッカー協会FAMのFacebookでは、国際サッカー連盟FIFAの最新ランキングで、マレーシアは159位から一つ上がって158位になったことが告知されています。
 この158位は、アセアンサッカー連盟AFF内では、ベトナム(99位)、タイ(114位)、フィリピン(127位)、ミャンマー(145位)、シンガポール(157位)に次ぐ順位です。またワールドカップ2022年大会アジア二次予選でベトナム、タイとともに同組になっているアラブ首長国連邦UAEは66位、インドネシアは167位となっています。

U18代表の主力選手がベルギーリーグ1部のクラブと5年契約を結ぶ
 国家サッカー選手養成プログラムNFDPは、マレーシア政府の青年スポーツ省とマレーシアサッカー協会FAMが共同運営する国家プロジェクト。そのNFDP出身のFWルクマン・ハキム・シャムスディン(17)が、ベルギーリーグ1部のKVコルトレイクと5年契約を結んだことが、NFDPのフェイスブックで告知されています。
 17歳ながらU18の主力選手として活躍するルクマン選手は、自国開催となった昨年2018年のアジアサッカー連盟AFC U16選手権では、マレーシアがグループステージ敗退で会ったにも関わらず、大会の得点王となっています。
 現在、リーグ11位のKVコルトレイクは、マレーシア人実業家のヴィンセント・タン氏がオーナーを務めるクラブで、来年2020年3月に18歳となるルクマン選手は、18歳の誕生日を迎えた後でクラブに合流することになっており、それまではやはりタン氏がオーナーのイギリス2部カーディフシティで練習をすることになっています。
(写真中央がルクマン選手。向かって右がサイド・サディック青年スポーツ相、左がKVコルトレイクのオーナー、ヴィンセント・タン氏-NFDPのFacebookより)

PKNS FCの外国人選手が人種差別発言を訴える
 マレーシアフットボールリーグMFL1部PKNS FCでプレーするリベリア出身のFWクパー・シャーマンが、先日行われたマレーシアカップ のグループリーグ、トレンガヌFCとの試合で人種差別的な発言がトレンガヌFCサポーターされていたと英字紙スター電子版で述べています。
 MFL1部スーパーリーグでは14ゴールを挙げ、得点王となったシャーマン選手は、トレンガヌFCとの試合中にリー・タックとボールの奪い合いになり、そこからボールを奪った際にスタンドから猿の鳴き声を模したチャントが聞こえたと述べています。それを聞いたタック選手もスタンドに止めるように言ったものの、応援に来ていた家族や友人にも聞こえていたとしています。
 その一方で、こう言ったことはMFLでは初めてではないとしており、今年2019年5月にもクアラルンプールKLFAとの試合で、KLFAの選手から猿呼ばわりされたことを公表しています。
 トレンガヌFC戦での件について、シャーマン選手は自分からFAMに報告するつもりはないとし、チームが選手に代わって報告すべきとしていますが、PKNS FCのマフィズル・ルシディン・アブドル・ラシドマネージャーは、自分はフィールドの反対側にいたためにそのチャントを聞いていないとしており、マッチコミッショナーが記録しているのではないかと述べています。またFAMのスチュアート・ラマリンガム事務局長は、マッチコミッショナーと主審の報告書を見て、状況を確認したいとしています。
 マレーシアの国内リーグでは、昔はアフリカ系の選手が出てくると「クンタ・キンテ!」という声がスタンドのあちこちから掛かることがよくあり、周りもそれを見て笑っているような状況でしたが、FAMやMFLはShow Racism the Red Cardキャンペーンを行なっていますが、状況はその頃から何も代わっていないのかもしれません。

マレーシアカップのグループステージ最終戦が再び延期に
 プタリンジャヤPJシティFCの選手のインフルエンザB型感染により、9月17日から本日9月20日に延期となっていたグループステージの残り1試合であるPJシティFC対PKNP FCがさらに9月22日に延期になったことが、マレーシアフットボールリーグMFLのホームページで告知されています。
 PJシティFCの選手とスタッフが予防隔離期間中であることが理由ですが、これによりグループBの2位が決まるこの試合の勝者とクダFAが対戦する準々決勝の第1戦は9月24日(火)から25日(水)に、第2戦も9月27日(金)から28日(土)へと変更になっています。

9月19日のニュース:U16代表はカンボジアに圧勝、新たな帰化選手は来年6月以降に合流

U15代表はカンボジアに圧勝
 9月18日からラオスの首都ヴィエンチャンで始まったアジアサッカー連盟AFC U16選手権予選でグループJのマレーシアはカンボジアと対戦し、8-0で圧勝しました。もう一つの試合では、日本が開催国ラオスを4-0で破っています。予選初日の模様はAFCの公式サイトに掲載されています。
<予選グループJ>
マレーシア7-0カンボジア
MOM:DFアダム・ファルハン・ビン・モハマド・ファイザル(モクター・ダハリ・アカデミーU15)
日本4-0ラオス
MOM:楢原 慶輝(サガン鳥栖U15)
*写真はマレーシア、カンボジア両チームの先発XI(マレーシアサッカー協会FAMのFacebookより)

新たな帰化選手は来年6月以降に合流
 マレーシアサッカー協会FAMのダト・ハミディン・モハマド・アミン会長は、現在、帰化選手の有力候補となっているブラジル出身のギリェルメ・デ・パウラ(クアラルンプールKLFA)とコソボ出身のリリドン・クラシニキ(マラッカ・ユナイテッド)について、ファンは二人の代表ユニフォーム姿を来年2020年には見ることができるだろうと語ったことをオンラインスポーツニュースサイトのフォックススポーツが報じています。
 地元テレビ局の番組に出演したハミディンFAM会長は、マシュー・デイヴィーズ(パハンFA)、ブレンダン・ガン(ペラTBG)、ラヴェル・コービー=オング(ジョホール・ダルル・タクジムJDT)と言った外国生まれながらマレーシア人を親に持つ帰化選手や、マレーシア人を親に持たないガンビア出身の帰化選手モハマドゥ・スマレ(パハンFA)といった選手たちが代表チームに貢献している現状について説明し、批判があることは理解した上で、短期間、帰化選手に依存することは悪いことではないとして、今回、候補に挙がっているデ・パウラ選手とクラシニキ選手が加わることで、代表チームはより強くなるだろうと述べています。
 デ・パウラ選手とクラシニキ選手はいずれもマレーシア国内リーグで5年以上プレーしており、FIFAの規定によりマレーシア代表でプレーする資格があります。ハミディン会長は、国籍取得審査を行う内務省の大臣の協力も得ながら、来年2020年の代表入りを目指したいとしています。ただし来年6月までの選手登録は既に住んでいるということですので、二人の代表デビューは来年7月以降となりそうです。
 期待が高まるその一方でフォックスポーツは、デ・パウラ選手は所属するKLFAの2部降格を止めることができず、またクラシニキ選手は今年5月以降、ケガの治療中ということでリーグ戦には5月以降出場していないことを指摘し、この二人が本当にマレーシア代表の強化につながるかどうかは、二人の代表デビューとなる来年以降の試合に注目したいと結んでいます。