FAM会長がMFLの会長に就任
マレーシアフットボールリーグMFLのホームページで、マレーシアサッカー協会FAMのダト・ハミディン・モハマド・アミン会長がMFLの会長職に就任したことが発表されています。ハミディンMFL新会長は2018年よりFAMの会長職についており、初代会長であったマラヤ連邦のトゥンク・アブドゥル・ラーマン初代首相以降続いた政治家あるいは王族によって務められてきたFAM会長職にビジネスマンとして初めて就任した会長でもあります。
9月15日に開催された総会に参加した23団体による満場一致によって選ばれたハミディンFAM会長が就任するMFL会長職は、昨年2018年3月にジョホール・ダルル・タクジムJDTのオーナーでもあるジョホール州皇太子トゥンク・イスマイル殿下の退任によって空位となっていたチェアマン職に代わって新設された役職です。
MFLのケヴィン・ラマリンガムCEOは、MFLの定款を改定してMFL会長職の新設と、その候補者はMFL所属クラブ関係者ではなく、MFLの構成委員会のメンバーから選出されることなどが変更され、MFLの独立性がより高まったとしています。またハミディンMFL会長がFAM会長であることから選出されたのでは、という問いに対しては、退任したイスマイル殿下もFAMとMFLの両方に所属していたとして、利害衝突の心配はないとスター電子版に語っています。
ワン・クザインの発言が波紋を投ずる
アメリカ生まれながらマレーシア人の両親を持つワン・クザイン・ワン・カマルの発言が波紋を呼んでいると、マレー語紙ウトゥサンマレーシア電子版が伝えています。
以前このブログでも紹介したワン・クザイン選手は、現在アメリカのメジャーリーグサッカーMSLスポーティング・カンザスシティに所属する21歳のミッドフィールダーで、U17アメリカ代表に選ばれたこともあり、アメリカ国内では将来が有望な若手選手と目されています。
このワン・クザイン選手は、以前はマレーシアとアメリカのどちらの国の代表を選ぶか決めかねているという報道があったのですが、先日、今年2019年12月にフィリピンで開催される東南アジア競技大会(通称SEA Games、シーゲームでサッカーはオリンピックと同様にU23代表が参加します)に参加したいと述べたことから、マレーシア国内のサッカーファンはその決断に沸き返りました。
しかしその後、ワン・クザイン選手の父親が、自分の息子が参加を希望しているのはシーゲームのみであり、それもMLSのシーズンオフであるためと発言、さらにFIFAワールドカップに出場することが自分の息子の夢であり、そのためにはマレーシアのフル代表入りは考えず、アメリカ代表入りを考えていると述べたため、「オフシーズンのトレーニング代わりにU23代表でプレーするのか」「マレーシアの勝利に貢献する気があるかどうか疑わしい」さらには「愛国心にかける」などソーシャルメディア上でワン・クザイン選手が非難される事態になりました。
これに対してU23代表のオン・キムスイ監督はワン・クザイン選手を「ワールドカップ出場はあらゆるサッカー選手の夢である」として、彼を擁護し、さらに「シーゲームだけでさえ、マレーシアのためにプレーしようという意思を尊重したい」とウトゥサンマレーシアのインタビューに答えています。さらにオン監督は「ワン・クザイン選手はマレーシア人の両親を持つとはいえ、アメリカ生まれ、アメリカ育ちであり、アメリカ代表としてプレーしたいと考えるのは自然なことだ」と述べ、理解を示しています。
スランゴールFAのバスカラン・サティアナタン監督、MFLのスチュアート・ラマリンガム事務局長も他のメディア上で、オン監督同様にワン・クザイン選手の意思を尊重するべきとコメントしています。
ウブロがJDTとスポンサー契約締結
シンガポールに本店を持ちアジア各地に店舗展開している高級時計専門店アワーグラスHourglassは同社の公式ホームページで、スイスの高級時計メーカーであるウブロがジョホール・ダルル・タクジムJDTと公式時計メーカーおよび公式計時係としてスポンサー契約を締結したことを発表しています。
またJDTのFacebookでは、さらにカッコいい映像が提供されています。こんなのを見せられたら、MFLでプレーするマレーシア人選手は皆、JDTでプレーしたいと思うのは無理もないと痛感させられます。
(下の写真はいずれもアワーグラスのホームページより)