国内で最高のピッチはどこか
ブキ・ジャリル国立競技場のピッチの悪さが頻繁に話題になるなか、英字紙ニューストレイトタイムズが、マレーシア国内の最高のピッチはどこかについての記事を掲載しています。
国内では最高の設備を誇るジョホール・ダルル・タクジムJDTのホーム、タン・スリ・ハサン・ユノススタジアム、通称ラーキンスタジアムが一番かと思いきや、JDTのオーナーでジョホール皇太子トゥンク・イスマイル殿下によれば、国内最高のピッチはサバFAのホーム、サバ州コタキナバルにあるリカススタジアムのようで、ラーキンのピッチは国内で2番目だと述べています。
また、記事の中では、マレーシアフットボールリーグMFLでプレーするチームの監督や選手にもインタビューをしていますが、リカススタジアムの芝は短くかられており短いパスをつなぐスタイルを採用しているMFL各チームのサッカーに適していることや、プレー中に削り取られるデヴォット(divot)が整備されていることが挙げられています。
この他にはクダFAのダルルアマンスタジアム(PKNS FCのアクラム・マヒナン主将、フェルダ・ユナイテッドのニザム・ジャミル監督)が挙げられています。
U23監督「練習場の改善を」
上記のピッチの話に関連して英字紙ニューストレイトタイムズは、がMFL各クラブに練習場のピッチ改善に取り組むべきというU23代表のオン・キムスイ監督の提言を取り上げています。
整備状態が良くないピッチで練習すれば、各クラブが目指すサッカーを実践するのが難しくなるだけでなく、選手のケガの可能性も上がるとしています。「月給60000から70000リンギ(日本円で150万円から176万円ほど)をもらっている選手がケガで数ヶ月も戦列を離れるのは、戦力的にもクラブにとって痛手だが、試合に出られない選手に給料を払うのはクラブの金銭的損失にもつながるとしています。
オン監督はJリーグクラブの練習施設を例に挙げて、「日本では、ボールを速く動かすという自分たちのスタイルにあわせて、練習場の芝は短くかられており、こういったピッチで練習することで、試合中、相手はもっと速く動かなくてはならなくなるような状況を作り上げている。」と述べています。
さらにMFL1部スーパーリーグではJDTとスランゴールFAの練習場のピッチがトップクラスであるとし、各クラブやクラブを運営する州サッカー協会はが練習場のピッチを最良の状態で自らが維持できなければ、業者への外注など施設への投資も考えるべきだと述べています。
MFLの放映権に国外メディアが関心
MFLのホームページでは、MFLと試合の放映権に関するジョイントベンチャーを行うエナヴァイヴ・コンサルタンシー社(EVC社)が、60日以内に来季のMFL放映権の再編成を行うと発表されています。MFLのメディアパートナーとなったEVC社のムハマド・ニザムディン・アブドル・ハミドCEOによると、アメリカ、イギリス、シンガポール、さらにはヨーロッパや中東の国々が、ストリーミング配信などを利用してMFLを放映することに関心を示しているとのことです。
カイルル・アムリ「ライオンズXIIがMFLでプレーすることを望む」
MFLの公式ホームページでは、シンガポール代表でMFL1部フェルダ・ユナイテッドでプレーするカイルル・アムリが、もっと多くのシンガポール人選手がMFLでプレーし、できることならばシンガポールサッカー協会(FAS)による選抜チーム、ライオンズXIIが再びMFLでプレーすることを希望している、という記事を取り上げています。
MFLは東南アジアでもトップのリーグだと語るカイルル選手は、他の外国人選手とシンガポール人選手は十分競争できるとし、隣国シンガポールからの選手がMFLで活躍することで、マレーシアのサッカーファンの関心を集めるだろウト語っています。
参考までに、かつてはマレーシアの一部であったシンガポールは、MFLの州サッカー協会が運営するクラブチーム(スランゴールFAやパハンFAなど◯◯FAと言う名のクラブチーム)と同様にシンガポールFAとして、1920年代からマレーシアのサッカーリーグに参加していました。その後1990年代後半に自国内にプロリーグSリーグが発足したことから、マレーシアのリーグから脱退しました。
しかし2012年にFASによるライオンズXIIが結成されると、マレーシアサッカー協会が結成したハリマオ・ムダがSリーグで、ライオンズXIIがマレーシアの国内リーグでプレーする状況が2015年まで続きました。
カイルル選手自身もライオンズXIIでプレーした経験もあり、2015年にはマレーシアFAカップ決勝でケランタンFAを破って優勝しています。