U15代表の次の目標はAFC U16選手権の予選突破
タイで行われていた2019年アセアンサッカー連盟AFF U15選手権で、6年ぶり2度目の優勝を果たしたマレーシアU15代表が帰国しまことが英字紙スター電子版で報じられています。
決勝で開催国タイを2-1で破ったこのチームを率いるマニアム・パチャイアパン監督は、メディアの取材に対し選手たちの保護者や関係者に感謝の意を伝えた上で、未だに発展途上のチームがアジアサッカー連盟AFCレベルでも同様の結果をすぐに出すことは期待していないと述べ、次の目標として今年9月にラオスのビエンチャンで開催されるAFC U16選手権2020年大会予選の突破を挙げています。この予選でマレーシアは予選グループJに組み込まれ、開催国ラオス、日本、カンボジアと同組になっており、予選グループ11組のトップと成績上位5チームが本戦に出場します。
マニアム監督は技術の他に試合中の状況判断のスピードなどにもまだまだ改善の余地があるとして、9月の予選までに修正したいと述べています。
AMDテクニカルダイレクターの後任は未定
上の記事で取り上げたAFF U15選手権優勝のマレーシアU15代表メンバー23名中21名が所属するモクター・ダハリアカデミーAMDは、マレーシアサッカー協会FAMとマレーシア政府の青年スポーツ省による国家サッカー選手養成プログラムNFDPの中核をなすサッカー選手養成施設です。そのAMDでテクニカルダイレクターを務めるリム・ティオンキムとの契約は今年10月末に切れますが、その契約延長がされないことが決まりましたが、その後任はまだ決まっていないとスター電子版が伝えています。
NFDP技術委員会のダト・スリ・スバハン・カマル委員長は、青年スポーツ省のサイド・サディック・サイド・アブドル・ラーマン大臣が座長を務め、マレーシアサッカー協会FAM、国家スポーツ委員会NSC、国家スポーツ研究機関NSI、教育省が名を連ねる運営委員会から具体的な指示を受けていないとし、具体的な後任はまだ決まっていないと述べています。
リム氏は業績評価指標とされていた昨年の国際サッカー連盟FIFA U17ワールドカップ出場が果たせなかったことに加え、25万リンギ(約630万円)とされる月給がNFDPの年間予算1500万リンギ(約3億8000万円)の16.6%を占めることから、契約が延長されなかのだろうとスター電子版は分析しています。
FCバイエルン・ミュンヘンのジュニアチーム(ユースアカデミー)で12年間こーちとして指導をしていたリム氏は、AMDとの契約満了後はミュンヘンに戻る予定であるとマレー語オンラインメディアのmstarのインタビューに答えています。また、マレーシアのクラブでの指導の可能性について問われると、「『自分の給料は高すぎる』と言われているのでオファーないだろう。」と答え、「ピーナッツ(英語で「わずかな金の意」)で雇えるのは猿だけで、自分は猿ではない。」とも答えています。
このリム氏については、2013年に当時の与党連合、国民戦線BN時の青年スポーツ相が三顧の礼でNFDPの責任者兼U16代表監督に迎え入れましたが、今年2月にFIFA U17ワールドカップ出場を逃した際には、昨年5月の総選挙でBNの金満政策を批判して政権を奪取した現在の与党連合希望同盟PHの青年スポーツ相によってリム氏はNFDPの責任者とU16代表監督の職を解任され、AMDのテクニカルダイレクターに就いていました。