スランゴール州知事が州内のクラブチームの再編成を再び言明
スランゴール州のアミルディン・シャリ州知事が、スランゴールFA、PKNP FC、スランゴール・ユナイテッドの3クラブに対して、体制の再編成を行うことを改めて発言したと、マレー語紙ブリタ・ハリアン電子版が伝えています。
記事によると、現在、スランゴール州政府はスランゴールFA(ここではスランゴールFAが運営するクラブチーム、レッドジャイアンツを指します)とPKNS FCに対しては年間1500万リンギ(約3億4500万円)を、スランゴール・ユナイテッドには300から400万リンギ(約1億500万円)の資金支援を行なっていることから、州政府には各クラブの再編成についての発言権があるとし、今年末までには、PKNS FCあるいはスランゴール・ユナイテッドのどちらをスランゴールFAレッド・ジャイアンツのBチームとするかを決定するとしています。
2015年から2016年にかけてはスランゴールFAレッド・ジャイアンツのチーム・マネージャーを務めた経験もあるアミルディン州知事は、今後5年間で独自の収入を確立する事業プランの提出をPKNS FCとスランゴール・ユナイテッドの両クラブに求めるとも発言しています。
PKNS FCがスランゴールFAレッド・ジャイアンツのBチームになる気配は濃厚で、これに対してマレーシアでも最古のクラブチームの一つであるPKNS FCの選手、そして自身もOBであるラヤゴパル・クリシュナサミPKNS FC監督は反対の意を表していますが、アミルディン州知事はジョホール・ダルル・タクジム(ジョホールFAとジョホールFCが合併)やトレンガヌFC(トレンガヌFAとT-Teamが合併)の例を挙げ、過去の栄光にこだわっていては未来はないと述べています。
FAMは全MFLクラブにテクニカルダイレクターを持つことを義務化
マレーシアサッカー協会のダト・ハミディン・モハマド・アミン会長は、各州のサッカー協会およびマレーシアフットボールリーグMFLに所属する各クラブに対して、テクニカルダイレクターのポストを設置することをクラブライセンス発給の条件とすると述べたことを、マレーシアの通信社ブルナマが伝えています。
マレーシアサッカーの新たな統合的プログラム「マレーシアフットボールDNA」発表イベントの席上でハミディン会長は、草の根レベルから代表チームまでの指導法を統一した「マレーシアウェイ」で行うこのプログラム実行の際には、テクニカルダイレクターの負う役割は大きいとしています。
FAMのテクニカルダイレクターを務めるピーター・デ・ルー氏によると、理想的なフォーメーションを4-3-3とし、個々の選手が常に正しい判断ができるなった上でのポゼッションサッカーを目指すことがマレーシアサッカーのDNAとなるようです。