年間助成金支給が8月との報道をMFLは否定
マレーシアフットボールリーグMFLは公式ホームページ上で、リーグからの年間助成金に関するマレー語紙ブリタ・ハリアンの報道(記事はマレーシア語です)について、これを否定しています。
ブリタ・ハリアン(ブリタはマレーシア語で「ニュース」、ハリアンは「日々の」と言う意味です)の記事では、MFL関係者の話によると本来なら3月に支給されているべきMFLから1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグへの助成金の支給時期が8月になるだろうとと伝えています。
当地の最大テレコミュニケーション企業であるテレコム・マレーシア(TM)との2018年から8年間総額4億8000万マレーシアリンギ(約130億円)の大型スポンサー契約が3月15日に解除され、MFLはそれに代わるスポンサーとして複数の企業と交渉中とされ、その交渉がまとまれば、8月以前の支給の可能性もあるとされています。
ブリタ・ハリアンの記事では、助成金の支給額も正式には各クラブには正式に告知されていないものの、おそらく昨年同様、スーパーリーグの各クラブは300万リンギ(約7900万円)、プレミアリーグの各クラブは100万リンギ(2600万円)となるだろうとしています。
この報道に対して、MFLはホームページでこの内容を全面的に否定し、TMに代わるスポンサーとの交渉が最終段階に入っており、今月中には詳細が発表できるとしています。また、各クラブに対しても助成金支給が8月となる、といった連絡をしておらず、ブリタ・ハリアンの記事を全く根拠ない報道としています。またこのような誤った否定的な内容の報道は、MFLのイメージを低下させ、結果としてスポンサー獲得にも悪影響を及ぼすとして、こういった報道を非難する内容も合わせて掲載しています。
PKNP FCはトマス・アビーとの契約解除
MFL1部10位のPKNP FCは、2週間前に中足骨を骨折したMFトマス・アビーとの契約を解除したと、英字紙スターのオンライン版が伝えています。
ガーナ出身の攻撃的MFアビー選手は完治まで8ヶ月程度かかるとされており、第14節を終えて3勝3分8敗の勝点12と降格圏付近に停滞しているPKNP FCは、その完治まで待つ余裕がないとして、代わりの外国人選手を獲得するとしています。
昨シーズンスーパーリーグへ昇格し9位に終わったPKNP FCのアブ・バカル・ハジム監督は、今シーズンの目標はMFL1部残留とし、そのためにも14試合で15得点という攻撃力不足解消のためにもプレーできる選手が必要としています。